事例

新型コロナウィルス対策で注目される光触媒

不特定多数の人々が入退室を繰り返す様々な公共施設において、光触媒を塗布することによる「新型コロナ対策」が目立つようになってきました。

いまだ確証が得られていないと言われている光触媒による対策効果ですが、それでも多くの事業者が期待を持って施工を進めています。

ではその根拠となるのはどのような点でしょうか。

抗インフルエンザウィルス

様々な菌に対する光触媒塗布による抗菌作用については、数多くの実験・評価データを見出すことができます。

抗菌・抗ウイルス性(光照射下
抗菌・抗ウイルス性(暗所)

大腸菌の発生やインフルエンザウィルス活性化を抑制する手段としての光触媒による対策効果は一定の成果を出していると言えるでしょう。しかし、新型コロナウィルスに関しては実績データや再現性データがまた存在せず、効果を「保証」できるものはないと言えるようです。

とはいえ、多くの事業者が半ば「確信」を抱くようにして取り組むのはなぜでしょうか。

光触媒工業会の公式見解は?

2020年4月24日に発表されているニュースリリースでは、

光触媒工業会において、「(光触媒の)抗ウイルス」とは「光触媒の表面においてウイルスの活性(感染能)を抑制する状態」を言います。

・光触媒の抗ウイルスの効果は、指標となるバクテリオファージQβ(NBRC 20012)への効果を評価したものであり、ウイルス全般への効果を期待できますが、全てのウイルスあるいは特定のウイルスに対する効果を保証するものではありません。

・病気の予防や治療効果を示すものではありません。

・光触媒の抗ウイルスの効果は光触媒の表面で発現するものであり、空間への 直接の効果を示すものではありません。

新型コロナウィルスに対する光触媒抗ウィルス効果の考え方について(2020/04/24)

と公表されています。インフルエンザウィルスへの効果として公開されているPDF資料は、以下のようなものです。

新型コロナウィルス対策への期待

保証の言葉はないとはいえ、メカニズムが語っているのは、以下の通りです。

特に注目なのは、光触媒による酸化分解には、分解対象の選択性がなく、ウィルスの種類は突然変異の影響なども含め、限定されないという考え方です。

光触媒はウィルスの外膜有無にかかわらず効果を発現することも特徴で、この点は消毒薬よりもメリットがあると言えそうです。

また、光触媒の表面で抗ウィルス作用が期待できるため、ある程度の空気の流れを作ることができれば室内の空気を浄化することができると期待されます。

厳密な効果の程は時間の経過とともに実証データが取れることでしょう。「やっておいて良かった」と言える事業者が多くなることを期待したいと思います。

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