塗料

イメージと違う! を避ける色選び成功の秘訣

塗装は、塗った後にイメージが違うといったクレームで塗り替えを業者に要求しても、ほとんどの場合は施主側の負担になります。

その理由は、使用する塗料について施工前に合意しているというのが前提だからです。つまり、その塗料を選んだということについては施主側にも責任があるということです。

色についても様々なクレームが生じ得るわけですが、今回は、「イメージが違う」という後悔がどうして生じてしまうのかを考えましょう。

イメージと違う! を避ける色選び成功の秘訣

人は頭の中で思い描いているものを現実の世界で実現することに難しさを感じます。特に施主の頭の中のイメージが、必ずしも正確に業者側に伝わるとは限りません。

イメージの食い違いを避けるための様々な取り組みがありますが、これまで筆者が経験してきたものには、①小さなサンプルと大きな住宅でのイメージの差、②天候で見た目が変わってしまうこと、③自分の好みで決めてしまった時の現物との違和感というものがあります。

色選びの段階でサンプルを見比べて自分なりに「これだ!」と感じる色味の塗料が見つかったとしても、家という大きな建築物にそれを塗った現物は、小さなサンプルを見て抱くイメージとは異なるものです。

カラーシミュレーションの限界

そこで登場したのが、コンピューター画面で実際に塗った時のイメージをCG表示してくれるカラーシミュレーションです。小さなサンプルではなく家という単位でのイメージを見える化できるようになって、イメージ具現化は大幅に改善されました。

それでも実際のところ、画面の中に収まる家の全景と、実際に家の前で自宅を見上げる際の家の全景とでは、印象が大きく異なります。

特に、太陽光の下で見える時、曇りや雨の時、季節が変わった時など、様々な変化に応じてシミュレーションすることは稀で、仮にそれができたとしても、シミュレーションイメージはあくまでも“イメージ”に過ぎないということを忘れてはなりません。

好みで決めても現物で後悔してしまう

自分の好みで決めた塗料ですが、塗る前はイメージが膨らんで素敵に感じていたものが、いざ実際に建物ができてみると、「あれ、感動はこんなもの?」と、意外と冷めてしまっていることも。

好みの選択というのは案外そういうもので、現物に対して急に冷静な目で見ることができるようになり、計画段階での思いのイメージと比べて違和感に感じてしまうことがあるのです。

それが一般的に受け入れられる色であれば納得もできるのですが、熱が上がった時の自分にしか受け入れられないような色味である場合、「こんな色にしなきゃよかった」となります。

上記の類はクレームとしては認められず、「イメージが違う」と主張しても“あとの祭り”となってしまいます。頭の中のイメージで話を進めるのではなく、具体的な数値やデータを元に決定するという意識を持って取り組みましょう。

過去の記事『絶対にお勧めできない、後悔一直線の外壁色選び三大ポイント』も参考してください。

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