職人

「塗装業者」vs「塗装職人」

塗装を業者にお願いする場合、その事業者が「職人集団」なのか「下請け職人に仕事をさせる営業者」なのかで、意味合いが異なってきます。

職人が営業社長になることもありますし、下請けとして職人を使うということも一長一短という場合がありますから、ケースバイケースで考える必要があるのですが、そもそも「職人」に期待されることとはなんでしょうか。

時代は変わっても作業工程は不変

ちなみに私は、下請けを使わない塗装職人社長です。塗装一筋の人生を送っており、自身の経験と実績を武器に営業するとともに、若手を育てています。

そんな中で感じることは、最も全うな塗装の事業形態というのは、元請け・下請けという関係性で仕事を回すのではなく、お客様と職人が直接やりとりする、ということです。

お客様の要望や必要をよく知り、感じ、それに応じてきちんと提案する、という当たり前のオーダーメイド感ですね。

塗装の作業というのは、今も昔も大きな変化はありません。違いといえば、便利な道具や高い性能の塗料が登場してきた、というもの。職人ごとに大きな腕の違いというのは、本来であれば生じないのです。

「職人」と呼ばれるのはどの部分?

どんなジャンルのお仕事でも「職人」と呼ばれる人は、五感を大切に仕事をしています。

塗装で言えば、「自分の手で塗る」「自分の目で見る」「自分の鼻で感じる」といったところでしょうか。

もし職人が、そうした五感を使わずに機械で仕事ができるような時代になったら、職人は職を失うことになるわけですが、幸か不幸か、世の中から塗装職人という職種がなくなる気配はまだまだありません。塗装業界そのものもそうです。

むしろ塗料は進歩を遂げており、腕の良い職人が不要になる部分と、より腕のある職人が必要になる部分とかすみ分けされてきている印象です。

では、「手で塗る」「目で見る」「鼻で感じる」というところで、職人ごとの個人差というのはどれほどあるのでしょうか。

職人の個人差よりも重要な要素

ここで関係してくるのが「国家資格」というもの。基本的に、資格を持っている職人であれば、その作業結果に大きな違いはないというのが一般的です。

それなのにどうして業者選びで「後悔」が生じるのでしょうか。

その理由の一つは、施主と職人の間に、大人の事情で色々な要素が入ってくるからと言えるかもしれません。「紹介」だったり「仲介」だったり、それゆえのコスト叩きだったり……。

真っ当な費用と真っ当な材料と真っ当な良心と真っ当な資格があって、それで後悔する結果になったという事例は、聞いたことがありません。

そのために決して軽んじてはいけないポイント、オススメしたい要素というのが、やはり「いつの時代も職人を大切にする」ということだと思うのです。

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