クレームがなければ、「いいお客さん」で、 クレームが言われると「モンスター客」に。
実は塗装職人さんの中には、クレームがあることを恐れている方が少なくありません。
実際、どんな職種であってもクレームの有無というのはきちんと処理しなければならないことですし、クレームのないジャンルというのは存在しないかもしれません。
職人さんの中にはコミュニケーションが不足がちの方もいますし、クレームに対してどのように対応したら良いのかということを悩んでいる場合もあるかもしれません。
一つ一つのクレームを「勉強」とみなす
クレームというのは、お客様が本音を語ってくれる機会・きっかけでもあります。
メリットは、「直接」言ってくれることではないでしょうか。
もし「陰口」として「あの塗装屋は良くなかったよ」というのを、他のお客さんに話されてしまったり、あるいはネットで書かれて拡散されてしまったりすることを考えると、直接クレームとして言ってきてくれることはとてもありがたいことなのです。
そのためには、 お客様からいろいろ学び、常に勉強し、次に生かしていくという姿勢をしっかりと持ち、そのポリシーが施主に伝わっていなければなりません。
クレームが無いのと言われないことの違い
「うちはクレームがない」というのは、クレームにならないような良質な仕事をしているのか、「クレームを言っても通じない業者だから」と諦められてしまっているのか、どちらでしょうか。
こう考えると、クレームこそ自社の改善と発展につながるチャンスであり、歓迎すべきことと思えませんか?
施主と本音ベースで語れるほどの信頼関係をしっかり築くことができるようにするための秘訣は、何よりも良い仕事を心掛けることと、施主とのコミュニケーション能力を高めていくこと。
職人は決して独りよがりな仕事をしていてはならないんですね。