塗装屋ながら商売を度外視したこのようなブログを運営しつつ、お客様とのいろいろな会話を思い起こしてみます。
施主の多くは、専門的なところに通じていないので、よりプロフェッショナルな人からのアドバイスを必要としていますが、日本には第三者的なアドバイザーを活用するシステムがありません。
施主の多くは、暮らしの中で塗装だけなく様々なことを総合的に運営・管理しなければならないのに、そうできるだけのスキルやノウハウを持てるかどうかは個人の努力次第であり、実際には日々の生活に追われて生活スタイルをゆっくり見直す時間が取れません。
業者の多くは「自社商品が売れれば良い」という意識のもと、施主が抱いている上記のような課題に対する解を提供できていません。
人として、家族として、地域の一員として生きるということは、何か一つのことにだけ意識を集中すれば良いということではなく、結果としては暮らしの全ての面においてバランスよく整えるということになります。
その中で、塗装屋にできることは何なのか。
これが、これからのテーマであり、プロフェッショナルとして施主に対して何が良い提案になるのかということを左右する要素なのだということです。
2020年もどうぞよろしくお願いいたします。