塗装は大切、とはどの塗装業者も一様に述べる謳い文句です。
家は塗装とともに劣化し続け、結果として修復に多額の費用が掛かることになるからです。

しかし、もし塗装を賢く選ぶことができていたら、塗り替え周期や室内環境の質に良い影響を与え、お金を節約することもできます。
ポイントは……
- 塗膜の耐久性で塗り替え周期を伸ばす
- 機能性塗料の活用で暮らしの光熱費を節約
- 良心的な業者選びで低価格でも高品質塗装を実現
つまり、鍵となるのは「塗料選び」と「業者選び」なんですね。
業者の「価格帯」は何が決めているのか
塗装業者によって見積もりが異なってくる、価格帯を左右するポイントは……
- 材料費は一般的な塗料はほとんど変わらない
- 特殊な塗料などのコストが販売系列による
- 工事にかかる日数に基づいて人件費が異なる
- 会社が営業に掛けている費用

大方想像がつく内容かもしれませんが、つまりは「特殊なもの」と「営業経費」が業者ごとの塗装価格を大きく変動させていると言えます。
特殊な塗料
これまで一般的だった塗装作業に加え、機能を持った塗料や特殊な取り扱いが必要な塗料が人気を博しています。
コストアップするとは言え、それが持つ特徴がライフスタイルや建物のロングライフ化にマッチし、長期的な観点からは「得である」ということが期待されているからです。
こうした塗料を標準仕様にしている塗装業者は、普段それらを用いていない業者が単発的に用いるのに比べて、コストアップ率を低く抑えることができます。
塗装が長持ちするために
施工した塗装が長持ちするかどうかは、「塗料の質」「職人の腕」「丁寧な作業」となります。
これらのポイントがしっかりと高い基準に保たれていることで塗装の持ちは数年単位で変わってきます。
良質な塗装が実現していれば、塗り替え周期を伸ばすことができます。

営業経費を掛けない塗装業者とは?
業者にとって住宅塗装の作業を受注するには、営業活動をしなければなりません。そのためには営業専門の人材を雇うかもしれません。
また、営業用のカタログ・チラシの印刷と配布、見た目に良い印象を与える看板や広告、コンピューターを使ったシステム、ポータルサイトやグループ集客のための会費など、集客のために様々な手段にお金を掛けます。

ところがそのようなコストを掛けなくても、過去の実績が良かったために口コミによる紹介で安定的に受注できている事業者も少なくありません。
こうした事業者の場合、お客様の方が「順番待ち」になることが多くあります。
特に地元地域で長く愛されながらも、古い感性だけでなく最新の塗料や技術にも通じて進化を遂げている事業者はオススメです。