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塗装のポータルサイトは誰にとって有用?

様々な業種について「ポータルサイト」というのが存在し、そこには事業者・利用者の双方が集まって来ています。

「ポータルサイト」とは

「ポータル」という言葉には「入り口」「玄関」という意味があり、Web上ではインターネットをアクセスする際の最初に訪問するサイトのことを「ポータルサイト」と呼びます。

代表的なポータルサイトとして「検索エンジンサイト」があり、検索に特化した「Google」や、ニュースや天気予報など各種コンテンツを豊富に掲載している情報コンテンツ特化型サイトの「Yahoo!」などが有名です。

また、検索エンジンサイトのほかに、建築・飲食・旅行など口コミ掲載や見積もり・予約に特化したものや、ブログ記事や情報を集めたもの、あるテーマに特化したコンテンツが充実した専門的なものなど、様々な種類のポータルサイトが存在します。

塗装系の専門ポータルサイトは有用なの?

幾分、偏見と言えなくもないですが、よく塗装業者が述べるのは「ポータルサイトは職人をモノ扱いする」という意見です。仕事の全てがほとんど丸投げなのに「ポータルサイトがお金を取る」から、というのがその理由だそうです。

塗装業の仕事の捉え方としては、「営業→契約→施工→アフターケア」という一連の流れがあり、ポータルサイトの役割は「営業」の入り口を提供しているというイメージになります。

自社でホームページを持っていれば、この「営業」というところにも力を入れて、実績紹介やポリシーの説明などが詳しく掲載されていて、顧客を惹きつけることができることも少なくありません。

しかし、その自社サイトに誘導する方法が見つからないために「ポータルサイト」に登録しているというケースが少なくありません。そして自社サイトがなかったり充実していなかったりする事業者は、「ポータルサイト」に掲載してもそもそもライバル社たちとのせめぎ合いに勝つことができません。

つまり、充実した施工実績とホームページがある事業者にとって有利となりますが、どんなに素晴らしい技術や施工コンセプトを実現できても、ホームページが稚拙だったり施工実績が少なかったりするというだけで、「ポータルサイト」では負けてしまうということもあるわけです。

ノウハウは技術と営業で異なる

職人の技術ノウハウと、仕事をゲットする営業ノウハウは、そもそも異なります。技術ノウハウが高い職人が営業ノウハウも持っているというわけではありませんし、営業力が高い事業者の誰もが良い職人を抱えているということでもないというのが実情です。

そういう意味では、良質の営業マンと良質の技術職人が組み合わされると「ポータルサイト」は有用になり得ます。とはいえ、とても大きなデメリットになる可能性もあります。

ポータルサイトのデメリット

特に顕著なデメリットは、技術がどちらも高い事業者だった場合、相見積もりということになって結局は値段が低い方が勝つことが少なくありません。職人として良い仕事ができるというプライドがあるので工賃を下げたいとは思いませんが、副収入や塗装以外の収益構造を持っているライバル塗装業者とどれだけ価格競争をしても、敵いません。

ここで、プライドを下げてでも価格競争で勝負できるでしょうか。実はそのようにして「安くやってくれる事業者」を探す施主は、2度目の塗装には繋がらない、つまり、リピートはしてくれないという傾向があります。2度目もまた「ポータルサイト」で探すからです。

生き延びている塗装業者の2大パターン

「ポータルサイト」が悪いとも良いとも言えない理由は、そのおかげで伸びている事業者もいれば、そのせいで廃業せざるを得なくなる事業者もいるから。

それでも長く強く生き延びている事業者には2パターンがあることが見えてきます。①価格競争と営業の見せ方がうまい、または②お客様と良い関係性を築けていてポータルサイトや他社サイトを見たいとすら思われない、というものです。

①になるにはお金をかけること、そして②になるには確かな施工技術力とコミュニケーション能力を持つことです。

「良い職人だけどコミュニケーションが苦手」というジレンマを生み出しているケースもありますが、親族・友人・近所付き合いなどの関係性や口コミというのが②になる場合もあり、一概には言えません。

ただし、はっきり言えるのは、ホームページが事業者の実態であるとは必ずしも言えませんし、信頼関係があるから失敗がないということでもありません。塗装については、事業者選びと同時に、案件ごと「ケースバイケース」に対する対応力が施主と職人の双方に必要なんです。

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