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SNSの力が変えた、塗装業者と施主の関係

昨今のインターネットの普及やスマホやタブレットの普及に伴い、個人としても事業者としてもSNSがコミュニケーションにおける大きな変革を社会に与えています。

何より、情報をリアルタイムに伝えることができるというSNSの特徴は、業者の仕事の仕方に大きく影響し、結果として新たなメリット・デメリットを生み出しました。

工事状況をリアルタイムで伝えられる

SNS普及前は施工現場での様子を写真撮影し、数日間の作業をある程度まとめた状態で施主に状況を報告する、という流れが一般的でした。

ところがSNSの普及で、作業の様子を撮影してすぐその場で施主に状況を共有することができるようになりました。

また、その迅速性に加えて、コミュニケーションが双方向であることや「言った・言わない」をしっかりと文字に残すことができるようになったことなどから、施主とのやり取り増加に伴ってトラブルを事前に回避することができるようになったのは、メリットです。

業者側でやることが増えてしまった

リアルタイムで情報を共有できるとともに、過去の情報も遡って見ることができたり、他の事業者の取り組みを覗き見ることもできるようになったりしたために、施主の目が肥えている、という現状も見られます。

塗装職人としてはSNSの得手・不得手以上に、塗装のスキルが重要であるわけですが、SNS活用力がないと施主との対等な関係性が築けなくなってしまっているということを嘆く事業者さんも増えています。

また、SNSに載せられている情報が全てではないのに、それを鵜呑みにしてしまうユーザーの横槍や炎上、また、施主側の知識不足による誤解などが、ネットコミュニケーションを通じて生じていることも時々耳にします。

また、これまでは施主側が疑問に抱く必要がなかったり、クレームのポイントにはならなかったようなことでも、他社のSNSでそのような情報がやり取りされているのを目にして、同じことを要求するようになる施主もいます。一般的にはそのような情報については、事の結末がどうなったかはシェアされなことも多いので、そのクレームが正当だったかどうかすらもわからない状態で、顧客が悪質な「クレーマー」になってしまうこともあるようです。

SNSを嫌煙する塗装屋は信用できる?

とはいうものの、SNSの普及に伴って大きなトラブルやストレスに発展するケースが主流というわけではありません。

良い仕事をしているという自負があるのであれば、職人側はSNSを恐れる必要はありません。大切なのは、双方がきちんと納得できるコミュニケーションを持つことを双方が心掛けること。

ちゃんとできているからこそ嫌がる必要はない、というわけです。

施主側として、もしも職人側にSNS力が無いという場合はいかがでしょうか。答えはシンプルで、それをどのように補うかというコミュニケーションの方法を最初のうちにきちんと取り決めておくことです。

SNSが優れているから職人の腕が良いというわけでもなければ、SNSができないから職人の仕事ぶりが物足りないということでもありません。

SNSが世の中を変えたとはいえ、塗装業界の中身は、それほど大きな変化を遂げたわけではありませんし、今後も大きな変化を遂げることはないでしょう。

単純に、情報の共有方法が変わっただけですから、施主も職人も、焦らず、しっかりとしたコミュニケーション力を心掛けることに集中したいものです。

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