家を管理するようになって初めての塗装選びの際、何から始めれば良いのかわからないという方も少なくありません。
手抜き工事・不良工事で後悔しているという話も耳にしますし、一方でネットの情報もいまいち信用できない、地元の塗装屋のチラシはしょっちゅうポストインされているけど、果たしてそこがベストなのか…。
大切なのは、業者主導で決めるのではなく、施主側の主導で取り組めるようにするということ。すなわち、業者の誘導に飲まれるのではなく、自分のペースで進めたいですよね。
そのために、塗装屋を選ぶ際に施主としてしっかり見据えておかなければならない3つのポイントをお伝えします!
初めての塗装屋選び、業者に飲まれない3つの意識
塗装については素人、というのは当たり前。どんな分野でもそうですよね。家を建てるにしても、車を買うにしても、大きな買い物をするのにあまり詳しく知らない、というのが緊張感を呼びます。
ですから、順を追って、何を決めておかなければならないか、何を決めていれば業者選びがやりやすくなるか、というポイントを抑えましょう。
その3つのポイントとは…
- なぜやるか
- どうやるか
- いつやるか
すなわち、塗装をする理由と、塗装によって成し遂げたい目的、そして塗装時期。これが明確になっていると、塗装屋の営業トークの内容も徐々にわかるようになってきます。
理由と手段は表裏一体。材料とポリシーで選ぼう
塗装の理由や目的は、家を長持ちさせて守ること。現状の家がどんな状態になっているか、どういう改修や補強が必要なのかが明確になっているに越したことはないでしょう。
そして、塗装がどのように改善手段になるのか、また、塗装によって家をどういう状態にしたいのか、という目標値をしっかり持つことが大切です。
漠然と、「キレイにしたい」「長持ちさせたい」ではなく、より具体的に「ひび割れや剥げなどの不良ポイントを改修したい」「この先15年は塗装の心配をしたくない」など、イメージをしっかりと持つことです。
理由が明確になると、「どういう塗料でどんな性能を実現するか」という目線で技術的な話に着いて行く心の準備ができます。ここからは、使われる塗料の話や施工方法の説明などを聞くことになります。それが予算と見合っているかどうか、他社と比較するのかどうか、お金のことを考えるのはこの部分ですね。
作業しやすい季節を選ぼう
3つ目のポイントは、「いつやるか」です。塗装作業にちょうど良い気候・天候が続く時期に塗装できるのが最も効率も良く、仕事の質も期待できます。
具体的には、「台風やゲリラ豪雨が降らない時期」「除雪不要の時期」など、夏と冬は避けたいと思うかもしれません。
確かに春と秋は一番塗装屋が忙しくなる時期でもあります。しかし、夏・冬でもできるという塗装屋の方が実際には腕が良い、というケースもあります。また、閑散期は塗装料金を割引してくれる、という業者もありますので、予算と工事内容に応じて時期を考える場合もあるかもしれません。
優良業者を選びたいというのはどのお客様にとっても共通の悩みかもしれませんが、少なくとも「選べる目」を培う第一歩は、「なぜやるか・どうやるか・いつやるか」であることをぜひ覚えておいてくださいね!