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ウェブデザイナーが教えてくれた! ホームページで裏切る塗装屋の裏側 

これほどインターネットが復旧すると、あらゆる分野において「情報」というものが良い意味でも悪い意味でも飛び交います。

こと塗装業界においてもそれは事実で、業者の評判が掲示板サイトに投稿されたり、その書き込み主がライバル業者のサクラだったり、お金を掛けてゴージャスなサイトを作らせていたり、結果的に、何が真実で何が本物かがわからなくなっていたり。

施主としては、検索で見つけた事業者、ポータルサイトを通じて紹介された事業者、チラシを見てホームページにアクセスした事業者など、いろいろな方法でそのサイトについて知るわけですが…。

こうした状況に最も詳しいのは「実際に多くの塗装業者のホームページを作成しているウェブデザイナーではないか?」との観点から、「ぶっちゃけ、塗装屋のホームページってどうなの?」と質問してみました!

ウェブデザイナーが教えてくれた! ホームページで裏切る塗装屋の裏側

実際に多業種のビジネスサイトを手掛けてきたウェブデザイナーに、塗装業界とそのホームページ制作という観点で感じるところを尋ねてみました。すると、結果的に施主を裏切ることになるホームページが存在することについての葛藤を教えてくれました。

大きく言うと3つ、①看板に偽りあり、②お金の掛け方を間違えている、③施主はホームページで判断しちゃダメ、というポイントです。

「①看板に偽りあり」とはその言葉通りで、ホームページはとても充実していてわかりやすく、本当に立派な仕事をしてくれそうな印象を与えているのですが、それはホームページ屋さんが優れているのであって、塗装業者が本当にそのホームページに描かれているような仕事ぶりを発揮しているかどうかは、正直言って全くわからない、というのです。

ホームページの魅力を作っているのは塗装屋ではなくウェブデザイナー

「でも、ホームページ屋さんは、塗装業者としっかりと打ち合わせして、その魅力を引き出しているんでしょ?」と思うかもしれませんが、実はそうではなくて、ホームページを作成するときの打ち合わせで初めてその会社の「魅力づくり」をしていると言うのです。

その魅力というのも、これまで実際にやってきたことに基づくわけではなく、あくまでも「理想」であるとのこと。もちろん、施工数の実績やお客様の声などについては嘘が載っているわけではないと思いますが(良心的に)、ホームページデザインにお金を掛ければ掛けるほど、魅力項目が増えていく構造になっているのです。単純に、ページ数と内容の層が厚く多くなっているわけですからね。

もしホームページに描かれているようなことが本当に自社の強みとしてずっと取り組んできたことであるなら、なぜ営業マンや社長と話をしたときに、ホームページの印象と異なる違和感を感じるのでしょうか。それは、ホームページ屋さんが作ったホームページだからです。

そして、自社の強みをしっかりと営業面に反映させて成功している塗装業者は、実際にはそれほどホームページには力を入れる必要を感じていない、というのです。だって、仕事が取れてるから。

ホームページを用いた営業の正しい方法

塗装業者が他の業種とホームページ面で大きく異なるのは、お客さまはリピート訪問してくれない、というポイントです。

飲食店や小売店は、商品やサービス内容、営業時間など、何度かリピート訪問してくれますから、その都度、キャンペーン情報や新商品情報を載せていくことによって収益に結びつけやすいのですが、リフォームや建築業は、なかなかそうは行きません。

一度気に入らなければ二度とアクセスしてくれませんし、それならお金を掛けて立派なホームページを作って隅々まで読んでもらおうと思っても、「お気に入り」に入れただけで終わってしまうということも多々あります。

ウェブデザイナーはそのことをわかっていてホームページを作成します。

それなら、どうすればお客様が頻繁に見にきてくれるホームページが作れるのかと質問してみましたら…

「答えは難しくありませんが、実践するのが難しいんです」と前置きした後、このように教えてくれました。

「ホームページは、その事業者の営業を補足してくれる存在。営業マンや職人の話を聞いて、その真偽を確かめるためにホームページを見に行くんです。最初にホームページを見て『良さそうだ』と思っても、見積依頼を出してくれるまでには至らないことが多いんです。」

では、どうすればいいのか。ここが実践するのが難しいところで、すなわち、「直接お客様と会えるようにするためにお金を掛けるべき」ということなのだそうです。

ホームページで判断できるケースとは?

ホームページを見ても業者の良し悪しがわからないというのであれば、ではどうやって業者を選んだら良いのでしょうか。

今回答えてくれたウェブデザイナーは、実際に親族に一級建築士や塗装の国家資格を持っている人がいて、実際に営業もしているのだそうですが、その方は、こんな秘訣を教えてくれました。

「もしそんなにホームページを参考にしたいのであれば、ホームページに描かれている印象と、実際に会った営業マンや職人の印象が、それほど違わないかどうかというポイントを見ると良いと思います。それが一番正直で誠実ですし、情報発信の在り方としてふさわしいので。背伸びをせず、やるべきことをしっかりやる事業者は、ホームページに頼るのではなく、人間そのものの技術力とコミュニケーション能力に投資します。そういう会社を応援して行きたいですね。」

ウェブデザイナーの見方は、いろいろな業種・業者を内側から見ているので、とても信憑性があって気持ちが伝わってきました。

もしどこかのホームページを見て「この業者は良さそうだ」と思った場合、まずは実際にその業者の営業マンや職人と直接お話ししてみて、本当にホームページで謳われているような思いが反映されているかどうかを客観的に見てみましょう。

長いお付き合いになることが想定される業種ですから、看板で選ぶのではなく、後々のフォローの丁寧さなども含めて、頼りになりそうな業者を探してみてください。

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